主ながんに対する当院の診療内容

胃がん

胃がんかどうか調べるには、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を行います。必要に応じて生検(病変の一部をとること)を行い、生検組織を顕微鏡で調べる病理検査で胃がんであるか診断されます。血液検査(貧血、腫瘍マーカーなど)も必要です。胃の造形検査(バリウム検査)、胸・腹部レントゲン、腹部超音波、腹部CT、PETなどの検査を行い、病期診断(がんの進行度評価)を行います。早期胃がんには内視鏡的切除(EMR、ESD)を積極的に行っています。腹腔鏡を用いた手術や開腹手術、症例に応じて化学療法(抗がん剤治療)も積極的に行っています。

がん治療センターだより「胃がん特集」第7号(2017.10.31)

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肺がん

肺がんかどうか調べるには、胸部CTを行い、その後に気管支鏡検査、CTガイド下生検、局所麻酔下胸腔鏡検査などにより病理検査を行い診断します。さらに、PET、頭部MRIによって病期診断(がんの進行度評価)を行い、内科治療(分子標的薬、化学療法、放射線治療、緩和医療)や外科治療(腹腔鏡下手術、開胸手術)を適切に選択します。内科治療を行う場合にはがん細胞の遺伝子変異検索が非常に重要ですが、当院は院内で検査が可能であり、治療までの時間が大きく短縮されています。また、国立がん研究センター東病院に協力してLC-SCRUM JAPANプロジェクトに参加しています。保険診療では不可能な遺伝子変異検索や治験への積極的な参加により、いわゆるプレシジョン・メディシンによる個別化医療を実践しています。

がん治療センターだより「肺がん特集」第5号(2017.7.24)

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大腸がん

大腸がんがあるか調べるには大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を行い、必要に応じて生検を行います。注腸造影、腫瘍マーカー、胸・腹部レントゲン、腹部超音波、CT、MRI、PETなどの検査も行います。治療方針は病期診断(がんの進行度評価)に基づいて決まります。内視鏡的切除(EMR、ESD)、腹腔鏡下手術、開腹手術が選択されます。放射線治療や化学療法を行うこともあります。

がん治療センターだより「大腸がん特集」第2号(2016.12.20)

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肝がん

肝がんかどうか詳しく調べるには、超音波、CT、MRIなどの画像検査と腫瘍マーカーを組み合わせ行います。必要があれば、血管や病巣の状態を調べる血管造影検査や生検を行うことがあります。治療は肝切除術(外科手術)、経皮的局所療法(ラジオ波焼灼術)、肝動脈塞栓療法が中心となります。肝がんの多くは慢性肝疾患から発症します。治療法は、がんの状態だけではなく、肝機能も加味して検討します。

がん治療センターだより「肝がん特集」第9号(2018.2.28)

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乳がん

乳がんかどうか詳しく調べるには、視触診、マンモグラフィー、超音波、CT、MRI、PET、細胞診、針生検、マンモトーム生検などの検査を組み合わせ行います。乳がんは比較的小さい時期からリンパや血液の流れに乗って、肺、肝臓、骨などに小さな転移巣を作ると考えられています。そのため、病期診断(がんの進行度評価)に応じて外科治療、放射線治療、化学療法を組み合わせた治療を行います。美容にも配慮した手術を形成外科と協力して行っています。

がん治療センターだより「乳がん特集」第8号(2017.12.25)

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婦人科がん

がん治療センターだより「婦人科がん特集」第12号(2018.8.31)

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血液がん

がん治療センターだより「血液がん特集」第10号(2018.4.27)

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膵がん

がん治療センターだより「膵がん特集」第11号(2018.6.29)

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前立腺がん

がん治療センターだより「前立腺がん特集」第4号(2017.4.28)

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膀胱がん

がん治療センターだより「膀胱がん特集」第13号(2018.10.31)

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その他のがん

がん治療センターだより「がん治療と顎骨壊死・口内炎特集」第14号(2018.12.24)

がん治療センターだより「頭頸部のがんについて特集」第15号(2019.2.28)

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化学療法

外来化学療法室では、多くの患者さんが自宅で普段の生活を続けながら、外来での化学療法を受けていらっしゃいます。

従来は入院して治療することが中心だった化学療法が、新しい治療薬や副作用に対する対処法の進歩により、生活ベースに合わせた外来治療が可能になってきました。当院の化学療法室は平成18年4月にベッド数8床で開設しましたが、現在はリクライニングチェア8台、ベッド12床に拡充しています。(平成30年12月1日現在)
安全で質の高い化学療法を提供するため、各領域の専門医、がん専門薬剤師、がん化学療法看護認定看護師らが参加する委員会を毎月開催しています。当院で行っているすべての化学療法は委員会でそのエビデンスレベル、認定レベルを評価して認証されたもので、抗がん剤処方や監査のシステムを整備して薬剤投与量、スケジュールを正確に管理しています。安心して快適に治療を受けていただけますよう、専従の医師、薬剤師、看護師を配置して化学療法の更なる充実を図っています。

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放射線治療

放射線治療とは、放射線を照射することでがんを治したり症状を緩和したりする治療です。
がんに対して集中して照射するため副作用は少なく、通院でがんの治療ができます。

当院では、からだの外からエックス線や電子線を照射する外照射と、放射性薬品を投与してからだの中から照射するラジオアイソトープ治療(内用療法)が施行可能です。
外照射は平成28年からライナック治療装置2台体制となり、多くの方に画像誘導放射線治療(IGRT)を併用した高精度放射線治療が提供できるようになりました。がんの広がりに合わせて複雑な形で適切な量を照射する強度変調放射線治療(IMRT)や、小さながん病巣に集中して高線量を照射する定位放射線治療(脳定位照射、体幹部定位放射線治療)は、前立腺がんや頭頸部がん、脳腫瘍をはじめ、多くのがんの治療に効果を発揮します。ラジオアイソトープ治療では、甲状腺がんに対するヨード内用療法、がんの骨転移に対するストロンチウム内用療法、悪性リンパ腫に対するゼバリンによるアイソトープ標識抗体療法、前立腺がん骨転移に対するラジウム内用療法を行っています。
安全に質の高いがん治療を提供するため、放射線治療専門医3名、放射線治療専門放射線技師3名、放射線治療品質管理士2名、医学物理士1名を配置し、看護師、医療事務を含めたチーム全体で治療にあたります。

がん治療センターだより「放射線治療特集」第1号(2016.10.31)

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緩和ケアセンター

当院では、緩和ケアを患者さんに迅速に提供するために、緩和ケアチームや緩和ケア外来の専門的な緩和ケアの質の向上と提供体制の整備を行ってきており、現在は緩和ケアセンターを中心に適切な緩和ケアの提供を行っています。
緩和ケアセンターは、緩和ケア外来、緩和ケア看護外来、がん相談支援センターの機能を統括しています。
緩和ケアチームは、がん(悪性腫瘍)による痛みやその他つらい症状を緩和し、日常生活、社会生活の質を高めるよう、入院されている間、継続的に支援を行う専門家チームです。医師、看護師、薬剤師、臨床心理士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーにより構成されています。

がん治療センターだより「緩和ケアセンター特集」第3号(2017.2.24)

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