がん相談支援センター
長野赤十字病院の看護師とソーシャルワーカーがお応えします
がん相談支援センターについて
「がん相談支援センター」は、全国のがん診療拠点病院などに設置されている窓口です。がんに関する一般的な医療情報や当院の医療従事者の専門領域に関する情報、地域の医療機関や、かかりつけ医に関する情報の提供などを行っています。患者さんやご家族のほか、地域、県外問わずどなたでも無料でご利用いただけます。相談で知り得た内容を相談者の同意なく、第三者(主治医等を含む)に伝えることはありません。また、匿名でのご相談も可能です。相談に関する秘密は厳守いたしますので、どうぞお気軽にご利用ください。他の医療機関や施設からのご相談もお受けしております。
※当院は「国立がん研究センター認定がん相談支援センター」の認定を受けています。
- 相談窓口 長野赤十字病院 がん相談支援センター
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- 相談日:月~金(当院休診日を除きます)
- 相談対応時間9:00~17:00
- 相談専用TEL026-217-0558
- オンラインがん相談のご案内
主なご相談内容
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- がんの病態・検査・治療など
全般のご相談
- がんの病態・検査・治療など
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- 療養上のご相談
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- セカンドオピニオンについて
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- 仕事について
がんの病態・検査・治療など全般のご相談
一般的な情報の提供
当院に寄せられたご相談の一例(+マークを押すと回答が表示されます)
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不安で色々考えてしまいます・・・
どのような事を不安に思われているのかお話をうかがいます。
少し気持ちが楽になるかもしれません。 -
病気について詳しく知りたいです。
信頼できる情報を一緒に探します。国立がん研究センターのパンフレットをお渡しできます。
関連情報:「国立がん研究センターがん情報サービス 一般の方へ」はこちら -
医療費が高額になったらどうしよう・・・
高額療養費制度がありますので、限度額申請の方法など具体的にご説明します。
また、医療費についてソーシャルワーカー(社会福祉士)と相談できます。
お金に関することはこちら
関連情報:がん制度ドック~がん患者のお金や治療費の悩みを解決~はこちら -
抗がん剤の副作用が心配です。
抗がん剤の種類によっても副作用は様々です。脱毛や皮膚・爪など外見の変化がある場合には、その対応についてお話しします(アピアランスケア)。また、食事や栄養について栄養士とも相談できます。
アピアランスケアについてはこちら
栄養相談についてはこちら -
同じ体験をした人とつながりたい。
患者会やサロン陽だまりの他、サバイバーネット、がんサバイバー・クラブ、PinkRingなどインターネットでつながる交流の場をご紹介します。
患者会との連携はこちら
サロン陽だまりの開催はこちら -
子供や親に病気のことを、どう伝えたらいい?
一緒に考えましょう。参考資料をお渡しできます。
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遺伝子検査とはどんな検査ですか?
その人の病気に合った治療を探すための検査です。パンフレット・冊子を用いてご説明します。
がんゲノムに関する相談はこちら -
セカンドオピニオンを受けるにはどうしたらいいですか?
手続き方法などをお話しします。
セカンドオピニオンとははこちら -
仕事について相談したい
両立支援の他、社会労務士やハローワークとの相談もできます。
治療と仕事の両立支援はこちら
個別就労相談会はこちら
ハローワーク出張相談会はこちら
がんの治療、症状などに対応する生活の工夫カードをご案内しています。
多くの患者さんが実際に行っている工夫や、医療者からおすすめできる対処法を紹介しています。
ご希望の方は、2階『がんサポートセンター』スタッフにお声がけ下さい。
- 生活の工夫カード
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- ①爪の変形・変色
- ②皮膚の変化・色素沈着
- ③放射線治療中の服装
- ④放射線治療中のスキンケア
- ⑤乳房切除後の下着
- ⑥脱毛(かつらの選び方①)
- ⑦脱毛(かつらの選び方②)
- ⑧脱毛に備えるために
- ⑨外見が変わりつらい気持ちのとき
- ⑩人目が気になり温泉に行けない
- ⑪靴選びに困ったとき
- ⑫手足のしびれ
- ⑬体力低下による動きにくさ
- ⑭体力低下
- ⑮洗濯
- ⑯掃除
- ⑰買い物
- ⑱炊事(食事の支度)
- ⑲食欲がわかない・食べられない
- ⑳口の中の乾燥
- ㉑食事の時ののどの痛み
- ㉒白血球が下がったときの食事
- ㉓口内炎
- ㉔便秘
- ㉕下痢
- ㉖尿もれ・便もれ
- ㉗尿や便のにおいが気になる
- ㉘味覚の変化
- ㉙においの感じ方の変化
- ㉚治療中のメイクについて
- ㉛治療中の性生活について
- ㉜治療中の仕事について
- ㉝治療中の育児について
- ㉞親ががんになったとき、子供にどのように伝えるか①
- ㉟親ががんになったとき、子供にどのように伝えるか②
- ㊱看護師にご相談ください・将来お子さんを希望される方へ
当院での化学療法について
安全で質の高い化学療法を提供するため、各領域の専門医、がん専門薬剤師、がん化学療法認定看護師らが参加するがん化学療法検討部会を毎月開催しています。
希少がんに関する相談
希少がんとは、人口10万人あたり6例未満の数が少ないがんをいいます。口腔がん、卵巣がん、腹膜がんなど200種類近い悪性腫瘍が希少がんに分類されています。病気、治療についての情報提供、当院での治療、セカンドオピニオンなどご相談ください。
療養上のご相談
アピアランスケアについて
アピアランスとは「appearance = 外観・外見」、ケアとは「care = 手当・世話・ケア」をするという意味です。また、アピアランスケアは【その人らしく生きることをサポートすること】と定義されています(国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センター)。治療による見た目の変化(手術の傷跡・脱毛・肌の黒ずみ等)によって、旅行などに行くのをためらわれたり、人に会うのがおっくうになったりする時に、「治療のためだから仕方がない」と思われるかもしれません。しかし、ちょっとした工夫で、治療中も自分らしく生活することができます。少しでも気持ちが前向きになれるように、一緒に考えていきたいと思います。
- 抗がん剤治療による外見の変化への対応
- ウィッグや爪・皮膚のケアについて
- 乳がん手術後の下着や人工乳房について などのご相談に対応いたします。
- タオル帽子のご紹介
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がんサポートセンター内で、これからがん治療を始める方、現在がん治療中の方を対象に手作り帽子をさしあげています!
手作り帽子は、サロン陽だまりのボランティアさんが心を込めて作って下さったものです。
栄養相談について
病気や治療に伴う味覚障害、食欲低下、飲み込みにくさ、食事の上で注意した方がよい点など、栄養士と連携して相談に対応します。パンフレットや、栄養補助食品の紹介も行います。
- 食欲不振
- 体重減少
- 味覚障害について などの内容について、栄養士と直接相談することができます。
在宅療養について
自宅での療養が大変になってきた時、介護保険・訪問診療・訪問看護などの支援があります。地域医療機関、介護・福祉と連携し、在宅療養のお手伝いをいたします。
セカンドオピニオンについて
セカンドオピニオンとは
患者さんが疾患や治療法の理解を深め、より良い治療法を選択することができるように、現在診療を受けている担当医とは違う、他の医療機関の医師に「第二の意見」を求めることです。
なお、セカンドオピニオンを求めることにより患者さんが不利益を被ることはありません。
AYA世代のがん相談
AYA世代とは
AYA世代とはAdolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとり、主に15歳~39歳までの世代を指しています。
AYA世代は親から自立したり、学校、仕事、結婚、子育てと大きな転換期をいくつも迎える時期です。このような時期にがんと診断されると、社会生活および心身に様々な影響をうけます。学校や仕事はどうしたらいいか、職場にはどう伝えたらいいか、医療費は払えるのか、性生活への影響は?子供はできるのか、子供にはどう伝えたらいいのか、将来生きていけるのか、どうしてがんになったのかなど、様々な不安が押し寄せ混乱した状態になりかねません。
まず、どのような情報を得たらよいか、どのような対処があるか、どのような社会資源が使えるかなど不安なことを一緒に考え、病気や生活に一つ一つ対処できるようお手伝いします。
妊孕性温存(にんようせいおんぞん)について
妊孕性とは、男女問わず「妊娠する力」を意味します。がん治療の影響で、精子や卵子が減少することがあり、妊よう性が失われたり、低下したりすることがあります。妊よう性を温存する方法として、生殖補助医療を用いた妊よう性温存療法があります。
関連情報:長野県がん診療連携協議会情報連携部会「将来お子さんを希望される方へ~がん治療を開始するにあたって~」パンフレットはこちら
がんゲノムに関する相談
がんゲノムプロファイリング検査の目的とがんゲノム医療外来について、検査の利点と限界、保険適用について、予約から検査の流れについてなど詳しい情報についてはこちらをご確認ください。
仕事について
治療と仕事の両立支援
がん患者さんのための「治療と仕事の両立支援」出張相談を当院内で受けることができます。
病気を抱えながらも働く意欲のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また、治療を妨げられることも無く、適切な治療を受けながら働き続けられる社会を目指す取り組みを、「治療と仕事の両立支援」といいます。
この事業は、国が都道府県の産業保険総合支援センターに委ねているのですが、この相談を当院で受けることができます。
当院のがん相談員と産業保健センター相談員が協働でお手伝いをします。
- 当院の両立支援の流れ
ご希望の方は、当院「がん相談支援センター」までお問い合わせ下さい。
関連情報:長野県産業保健総合支援センターはこちら
個別就労相談会
要予約/相談無料/月1回開催しています。
長野県から派遣された社会保険労務士が就労相談を実施しています。社会保険労務士と当院のがん専門相談員にてお話をうかがいます。
※退職される前にご相談ください。
- 傷病手当や障害年金などの社会保障制度について知りたい
- 治療と仕事の両立へのアドバイス
- がん告知後に遠回しに退職を促されたケース などのご相談。
ハローワーク出張相談会
要予約/相談無料/相談日時は希望に応じて調整いたします。
がん患者さんのための「ハローワーク長野出張相談会」を実施しています。ハローワーク長野(長野公共職業安定所)に所属する「就職支援ナビゲーター」が、就職支援を行います。
長期療養をしながら働きたい方、治療のために退職されていたが、再度お仕事を探したい方などへ、適性や病状などに応じて就職先を斡旋いたします。
当院での受診履歴を問わず、他院で治療をされている方も利用可能です。
相談後、最寄りのハローワークへお繋ぎすることもできますので、安心してご相談ください。
- 相談窓口 長野赤十字病院 がん相談支援センター
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- 相談日:月~金(当院休診日を除きます)
- 相談対応時間9:00~17:00
- 相談専用TEL026-217-0558
催事情報
※今年度は、新型コロナウイルスの影響で中止となっております。
開催の目処がつき次第、本年度の予定を掲載いたします。詳細につきましては、がん相談支援センターへお問い合わせ下さい。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
ミニがん教室の開催(年5回開催)
当院の専門・認定看護師、管理栄養士、理学療法士、医療ソーシャルワーカー等が講演します。
入場無料、予約不要、初めてお立ち寄りいただく方も大歓迎です。どうぞお気軽にご参加ください。
サロンひだまりの開催(月1回/月曜日 14時~15時)※オンラインとセンター内のどちらでも参加可能です。感染症等の影響で参加方法等が変更になる可能性があります。
がんによって感じるようになった悩みやつらさを、同じ思いを持つ人々が集まり話すことで孤独感を緩和し、自分らしい生活を送れることを目的としています。
他の人の思いや体験を知り、自分の体験を話す中で、自分の気持ちを整理するきっかけになればと考えています。患者会とは異なり、がん患者さんとそのご家族を対象にどなたでも参加できます。スタッフは、がんの経験者であるボランティアと、当院の看護師です。入院されている方、外来に通院されている方、ほかの病院で治療を受けられている方も参加いただけますので、お気軽にご参加ください。
患者会との連携
当院の患者会は、喉頭摘出・女性のがん(乳・婦人科系がん)および血液のがんがあります。患者会は自主的に運営されており、会の開催時は関連の看護師が参加し、病院との連携をとっています。ご希望に応じて「がん相談支援センター」が院内・院外への橋渡しを行っています。
オンラインがん相談のご案内
長野赤十字病院では、コロナ禍での移動等を気にすることなく、がん相談を受けていただくことが可能です。
基本的にはご本人・ご家族の方のみを対象とさせていただきます。
電話と違って、患者さん、ご家族等複数人で同時に相談を行うことができます。
インターネットや各種診療ガイドライン、パンフレットなどを直接見て確認いただくことができます。電話料金がかからないというメリットもあります。
がん相談支援センターでのがん相談は、医師による診療を行うものではありません。がん相談員による一般医療情報の提供となります。がんに関連する相談であれば、どんなことでも相談可能です。具体的には、当院がん相談支援センタートップページの項目をご覧ください。
- 【準備】
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使用ソフトウェア Cisco Webex Meeting
- 相談日までに使用する利用端末 スマートフォン、PC、タブレット端末等に専用アプリケーションをインストールしてください。ダウンロード先リンク https://www.webex.com./ja/downloads.html
- 相談に適したネット回線環境を相談者ご自身で整えておいてください。
- 複数名でのご相談をご希望される方は、後ほど当院から送付させていただく【相談専用アドレス】を、一緒に相談をご希望される方に「ご自身で」メール転送を行ってください。
- オンライン相談における事前準備や当日の技術サポートは当院では基本的に行いませんので、ご了承ください。
- 相談時間は60分以内です。
- 完全予約制です。平日月曜日 ①9:00~10:00 ②10:15~11:15 ③11:30~12:30
- 匿名でもかまいませんが、カメラはオンの状態で対面と同様の形でお願いします。
- 【申し込み方法】
- がん相談希望日の前週木曜日までに、申込メールアドレス宛てに必要事項をご記入の上、送信してください。後ほど担当者より返信させていただきます。なお、相談担当者の業務状況によってはご希望日に相談をお受けできない場合があります。お急ぎの場合は、電話にてご相談ください。
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申し込み専用メールアドレス:soudan@nagano-med.jrc.or.jp
がん相談ダイヤル:TEL. 026-217-0558(受付時間/平日午前9時~午後5時)
- 【記入事項】
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- 相談者のメールアドレス(必須)
オンライン相談の招待リンクを送付します。 - 電話番号(必須)
メールアドレス入力ミスなどの場合、連絡させていただきます。 - お名前(匿名も可)
- 相談希望日時
希望される日時を3つまでご記入ください。なお場合によっては午後も対応できる場合がありますのでご相談ください。 - 相談内容
ごく簡単で結構です。相談の概要を教えてください。内容によっては事前準備資料の参考とさせていただきます。
- 相談者のメールアドレス(必須)
各種パンフレット・資料
各種疾患についての冊子やパンフレットを、ご相談内容に応じてお渡しできます。
【冊子・パンフレットの設置場所】中央ホール・1階中央エレベーター前・からだの図書館
がん相談支援センター発行情報誌/陽だまりスケッチ
がん相談支援センターでは、年3回情報誌「陽だまりスケッチ」を発刊しております。
最新の情報をお届けできるよう努めて参ります。
【設置場所】中央ホール階段下・1階中央エレベーター前・病棟および各科外来・がんサポートセンター
がん治療センターだより
がん相談支援センターでは、隔月毎に「がん治療センターだより」を発刊しております。
最新の情報をお届けできるよう努めて参ります。
【設置場所】がんサポートセンター・病棟および各科外来
- がん治療センターだより
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- 治療センターだより第1号
- 治療センターだより第2号
- 治療センターだより第3号
- 治療センターだより第4号
- 治療センターだより第5号
- 治療センターだより第6号
- 治療センターだより第7号
- 治療センターだより第8号
- 治療センターだより第9号
- 治療センターだより第10号
- 治療センターだより第11号
- 治療センターだより第12号
- 治療センターだより第13号
- 治療センターだより第14号
- 治療センターだより第15号
- 治療センターだより第16号
- 治療センターだより第17号
- 治療センターだより第18号
- 治療センターだより第19号
- 治療センターだより第20号
- 治療センターだより第21号
- 治療センターだより第22号
- 治療センターだより第23号
- 治療センターだより第24号
- 治療センターだより第25号
- 治療センターだより第26号
- 治療センターだより第27号
- 治療センターだより第28号
- 治療センターだより第29号