外科

外科では5大がん(肺癌,胃癌,肝癌,大腸癌および乳癌)などに対して手術を中心とした診療を行っています.手術件数は年々増加し、平成28年の外科の手術件数は1002件でした。
当院は平成19年より「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けています。これは、当院のがん診療体制(診療機能、診療従事者、医療施設など)が厚生労働省に評価されたものであり、病院一丸となりがん診療の充実に力を注いでいます。最近では手術室の改修、PET/CTの導入、がん診療連携課の新設、がんサポートセンターの開設などを行い、平成28年度には2台目のライナックが増設され、SPECT/CTも導入されました。
当院には全てのがんのキャンサーボードが設置され、毎週定期的に開催されています.外科医,内科医,放射線科医,病理医、緩和ケア担当医などが集まりがん患者の診断,治療方針などの検討を行っています。

消化器外科

食道,胃,小腸(十二指腸,空腸,回腸),大腸(結腸,直腸),肝臓,胆道(胆嚢,胆管),膵臓,脾臓などの疾患や鼠径ヘルニアなどに対して手術を中心とした診療を行っています。

診療方針・理念

消化器外科イメージ

平成28年の消化器外科領域の手術は,予定手術と緊急手術を合わせて632件でした.その内訳は胃癌51件,大腸癌110件(結腸82,直腸28),肝癌17件,胆管癌9件,膵癌15件,胆嚢結石70件,鼠径および大腿ヘルニア120件などでした.県内では最も手術件数の多い施設の1つです。 胃癌に対しては,胃癌治療ガイドラインに沿った標準的治療を提供しています.早期胃癌などに対しては腹腔鏡補助下手術を施行しています. 大腸癌は増加傾向にあり,外科的治療を中心とする標準的,集学的治療を行っています.早期の癌などに対しては腹腔鏡補助下手術も積極的に行っています.進行再発大腸癌に対する化学療法は急激に進歩しており,当院では最新の化学療法も提供しています. 肝癌に対しても積極的に外科手術を行っていますが,消化器内科,放射線科とも協力して集学的な治療も提供しています. 鼠径ヘルニアの手術も増加しており、その約半数は腹腔鏡下手術です。 また,腹部の緊急手術に対応できる体制も整えています。

 食道癌、胃癌、大腸癌、胆道癌、膵癌の化学療法を最新のエビデンスに基づいて行っています。患者さんの生活の質(QOL)に配慮し、外来での化学療法を積極的に行っています

診療実績(平成28年1月~平成28年12月)

食道 食道癌 3
その他 6
胃・十二指腸 胃癌 51
胃粘膜下腫瘍 5
その他 14
大腸 結腸癌 82
直腸癌 28
その他 55
胆・膵・脾 胆石症 70
膵癌 15
胆管癌 9
その他 20
原発性肝癌 12
転移性肝癌 5
その他 1
急性腹症 虫垂炎 37
腸閉塞 24
その他 10
ヘルニア 鼠径ヘルニア 116
大腿ヘルニア 4
その他 7
その他 58
小計 632
臨床指標
消化器外科(平成27年1月~12月 手術総数 649件中)
術後30日以内の手術死亡
 予定手術後:1例、緊急手術後:1例
術後合併症
 縫合不全:8例、術後出血:7例、膵液瘻:6例、膿瘍形成:9例、創感染:39例