院長挨拶

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 皆様方には日頃から格段のご厚誼を賜り厚く御礼申し上げます。
 本年4月より院長に就任いたしました。どうぞ宜しくお願い申し上げます。これからも人道・博愛・奉仕の赤十字精神にのっとり、患者さん中心で質の高い医療を実践するという病院の理念を基に、各医療機関の皆様との連携を深め、地域医療支援病院として更にその機能を充実するよう努めてまいります。
 当院は、1)地域医療支援病院、2)基幹・地域災害拠点病院、3)次世代医療人の育成を主たる使命としています。
 地域医療支援病院では救急医療、がん診療、周産期母子医療が3つの柱です。救急医療は「病院の総合力」と「職員の献身的な使命感」を必要とする領域です。当院は北信地域の三次救急を担う救命救急センターとして「断らない救急」・「救急診療の質の向上」に努めております。2018年1-12月の救急車・ドクターヘリ搬送は計6911件で、救急車応需率は 99.68%でした。特に、循環器救急・脳神経救急では医師が24時間365日院内に常駐している体制をとっております。循環器病センターではTAVI(経皮的大動脈弁置換術)の実施に向け整備をしており、本年度中に開始する予定です。また、当院は地域がん診療連携拠点病院に指定されており、高精度放射線治療センターも開設し、ダ・ヴィンチ手術装置などの高度な治療環境の整備に努めています。開設20周年を迎えた骨髄移植センターは全国レベルの優れた成績です。また、地域周産期母子医療センターとして、母体搬送・新生児特定集中治療室との連携により、妊婦と新生児の二つの大切な命を守っています。昨年度にLDR(陣痛・分娩・回復室)の整備と分娩室の改修を行い、より整備され機能的な環境になっています。
 災害医療では、長野県唯一の基幹災害拠点病院に指定されており、DMAT隊と救護班の編成を行い、救援物資の備蓄と配分などの体制を常に備えています。平成30年度には西日本豪雨の際に救護班を派遣いたしました。
 人材育成はきわめて重要な病院の使命と考えています。看護専門学校、基幹型医科・歯科臨床研修病院として、更には医学生・多職種の学生も多数受け入れています。180名を超える初期研修医を育成してきました。
 今年度は2025年着工を目指した新病院の建設に向け、基本構想ver.2の策定を行います。若里多目的広場を建設候補地としました。地域住民の皆様、各医療機関の皆様、医師会、行政などと広く意見の交換をしながら、基本構想の策定を行う予定です。どうぞ皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 長野赤十字病院はこれからも地域住民の皆様に信頼される基幹病院として「診療の質の向上」と「医療連携」・「療養環境の改善」に努めてまいりますので、より一層のご支援をお願いいたします。

 

2019年4月

長野赤十字病院 院長和田秀一