メッセージ

長野赤十字病院の臨床研修のホームページに来ていただき有難うございます。本年度から医師臨床研修管理委員長になりました天野芳郎です。このページに来られた貴君・貴女は、初期研修病院を探している医学生だと思いますので、当院の医師臨床研修についてご紹介いたします。
平成16年新医師臨床研修制度が始まり、診療に従事しようとする医師は、2年以上の臨床研修を受けることが必修化されました。厚生労働省のホームページには、地域医療との接点が少なく、専門の診療科に偏った研修が行われ、「病気を診るが、人は診ない」と評される医師が多かったことなどが必修化の背景として挙げられております。そして、臨床研修を必修化することにより、医師としての人格を涵養し、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を習得するとともに、アルバイトをせずに研修に専念できる環境を整備すると記載されています。
新臨床研修制度が始まって、今年で14年目になります。平成22年から一部制度が見直され、研修での必修科目が7科目から3科目(内科、救急、地域医療)に減らされ、研修医にとっては研修の自由度が増しました。しかし、当院では一貫して内科、救急、地域医療、外科、小児科、産婦人科、精神科、麻酔科の必修研修を続けています。これは、選択の自由度は少なくなるけれども、将来どのような診療科の医師になろうとも、ここに掲げた診療科の基本的な診療能力、まさにプライマリ・ケアの基本的な診療能力が必要だと考えているからです。初期研修の2年間は長い医者としてのキャリアの大切な第一歩です。焦る必要はありません。いろいろな診療科を一生懸命、楽しく経験していただきたいと思います。
長野赤十字病院は人口40万人ほどの地方都市である長野市の中心部にあり、113年の歴史のある病院です。地域からの信頼は篤く、コモン・ディジーズから稀有な疾病まで、たくさんの患者さんが診療を受けておられます。当院の研修では、その多くの患者さんやその家族に様々な事柄を教わって、医師としての力を付けてゆくことになります。指導医、看護師、薬剤師、検査技師、放射線科技師、事務、その他のコメディカルは全力で研修医を支えます。また、現在の当院の初期臨床研修医は1年目が13人、2年目が12人います。同じ釜の飯を食べる仲間は、一生の宝になりますが、適度な人数の研修医がいることも、おおきなメリットだと考えています。
長野赤十字病院の研修プログラムは表面上大きな変化はありませんが、その内容は着実に改善しています。長野県出身者以外も大歓迎です。是非長野赤十字病院での初期臨床研修を考えてみてください。お待ちしております。
 

臨床研修管理委員長 天野 芳郎