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1年次研修医対象のシミュレーション研修を行いました

6月29日に、1年次を対象としてシミュレーション研修を開催しました。講師は、長野県立病院機構本部研修センター・副センター長の赤嶺陽子先生でした。先生は、シミュレーション教育に造詣が深く、今回は昨年に引き続いて2回目の実施です。

 テーマは気道のコモン&クライシスでした。1年目の研修医11人が2つに分かれて、1つのステーションでは、アナフィラキシー症例と重症気道閉塞症例のシナリオを使った訓練を行い、もう一つのステーションでは、様々な人形を使った気道確保の実技訓練を行いました。長野県立病院機構研修センターには、呼吸音が聴取できたり、脈が蝕知できたり、瞳孔が収縮したりするシミュレーター人形があり、それを使ってのシナリオによる訓練でした。シナリオ自体は単純なものですが、いざ診療するとなると、なかなか思うようにできません。参加した研修医は四苦八苦していましたが、赤嶺先生の指導はいろいろと教えるのではなく、自らに足りないところを気づかせ、自分で勉強するきっかけを作るようなものでした。

 長野日赤では、これまであまりシミュレーション教育を行ってきませんでしたが、少しずつ体制を整え、実臨床に役立つシミュレーション教育を行ってゆく予定です。

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