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第3回 長野赤十字病院研修医同窓会を行いました

平成30年6月9日(土)に長野赤十字病院の研修医同窓会を行いました。

長野赤十字病院は昭和58年から研修医を受け入れていて、平成16年以前にも研修医教育は行われていましたが、研修医の数はごく少数でした。新臨床研修制度が始まった平成16年から、複数の研修医を受け入れて、本格的な研修医教育が始まりました。最初に初期臨床医研修委員長のS先生によると、たまたま県の災害医療センターが建てられることになり、そこの一角に研修医室を作ることができたのは幸運だったとのことでした。また、当時から研修医教育に力を入れていた、佐久総合病院に見学に行ったり、いろいろと教わったりして、基本的な研修プログラムを作ったとのことでした。

平成16年を1期生とすると、現在の1年目は15期生になります。その間、2年間日赤で研修する独自の研修医が127名、1年間は信州大学、1年間を日赤で研修する「たすきがけ」の研修医が57名になりました。今回の同窓会では、修了生は20人が出席してくれました。数は多くありませんでしたが、皆自分の研修した当時のことを思い出し、懐かしがっていました。

さて、今回の同窓会では、研究・診療報告として、2人の修了生に現在、自分の行っている研究・診療について、発表していただきました。

1人目は、第4期生の仁科直先生(慶応義塾大学リウマチ膠原病内科)が「初期研修終了後にやってきたこと」と題して、慶応大学での大学生活は、お金は余り貰えないが、沢山勉強することがあり、最先端の診療ができることを楽しく話してくれました。

2人目は、第3期生の金谷康平先生(長野県立こども病院脳神経外科)が、「脳神経外科医として」と題して、自分が脳神経外科、特に小児の脳神経外科を志した理由、大学の医局に入局後の1年1年の転勤や勉強の様子、こども病院での診療の楽しさや辛さについて熱く話してくれました。

参加した研修医の皆さんは、それぞれに未来の自分の姿と重ね合わせ、大きな刺激を受けたと思いますし、我々、昔指導した上級医は、かつての教え子の大きな成長に驚き、感動しました。その後、出席した修了生全員が近況を報告しました。また、引き続き場所を変えた2次会では、お酒も少し入り、現役の研修医が研修の様子などを話し、和気あいあいと、楽しいひと時を過ごしました。

参加者からは、「いろいろな人に会えてよかった」「講演がとても興味深かった」との感想が聞かれました。

臨床研修センターのスタッフとしては、成長した研修医の姿を見ることほど楽しいことはないと思う1日でした。今後、2年に1回は研修医同窓会を開催したいと考えています。今回、参加できなかった先生方には、次回は是非参加していただければ幸いです。

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