眼科

眼科について

白内障・緑内障・網膜硝子体疾患の外科的治療を中心に行っています。
また、救急指定病院にもなっていますので眼外傷の手術も多く行っています。

診療方針・理念

白内障・網膜硝子体疾患・緑内障・斜視等に対する手術治療、網膜血管閉塞疾患・加齢黄斑変性・ぶどう膜炎・神経眼科疾患等に対する薬物療法を中心に行っています。

白内障手術:90歳以上の超高齢者、散瞳不良、チン氏小帯脆弱、核硬化性白内障などの難治症例が多いです。このような症例に対しては、瞳孔拡張リングや水晶体嚢拡張リングなどを使用して対応していますが、最終的に眼内レンズ縫着手術(強膜内固定術)が必要となる症例もあります。最近増加傾向にあるのが、白内障手術後の眼内レンズ脱臼症例です。これに対しても眼内レンズ摘出後に縫着手術(強膜内固定術)が必要となります。
また、白内障手術については基本日帰り手術としていますが、唯一眼の手術希望者も多く、全身麻酔症例を含めた術後入院管理が必要な症例については、一泊二日の入院手術で対応しています。症例に応じて、乱視矯正トーリックIOLを選択しています。

硝子体手術:準緊急疾患である裂孔原性網膜剥離に対して、即日入院緊急手術対応の体制で臨んでいます。また、長期経過の黄斑円孔に対しては、inverted flap technic を用いて円孔閉鎖を目指しています。

緑内障手術:線維柱帯を切開する低侵襲な術式(MIGS)が普及してきておりますが、当院では落屑緑内障やステロイド緑内障の症例に対して選択しています。

網膜血管閉塞疾患:特に糖尿病網膜症や網膜中心静脈閉塞症に対しては、ステロイド局所投薬や抗VEGF療法を併用し、黄斑浮腫や血管新生緑内障を予防しながら、症例に応じて汎網膜光凝固術を施行しています。

外来には2010年3月から眼底3次元画像診断解析装置(ハイデルベルグスペクトラリスHRA+OCT)、2019年8月からは光干渉断層血管撮影(OCTアンギオ)を導入し、網膜疾患・緑内障等に対して精度の高い診断に基づいた治療方針を計画できるようになりました。近年増加傾向にある加齢黄斑変性に対しては、2008年から抗VEGF療法を開始しており、視力の改善・病態進行の予防が期待できる症例を認めています。

また、地域の中核病院として眼球破裂、急性緑内障発作といった救急疾患にも対応しています。

NICUに入院中の未熟児に対しては、長野赤十字病院小児科と連携のもと未熟児網膜症の管理を行い、必要な場合には国立成育医療センター眼科等、適切な施設への紹介を行っています。

診療実績(2019年1月~2019年12月)

手術 白内障(縫着手術46件を含む) 983件
緑内障 24件
硝子体(網膜剥離92件を含む) 243件
斜視 19件
その他 44件
合計 1313件
レーザー手術 レーザー虹彩切開術 10件
後発白内障切開術 48件
網膜光凝固術 222件
薬物療法 抗VEGF療法(硝子体注射) 1470件
紹介時のお願い
外来診療:

常勤医師5名(2020年4月から副部長が新加入)、視能訓練士6名(常勤5名・非常勤1名)月~金。

午前は初診および再診症例を予約制で対応しておりますので、予約無しで来院され、緊急性が低いと判断された場合は外来窓口で翌日以降の予約だけ取得してお帰りいただくことがございますので、ご注意下さい。

午後も予約優先で特殊検査、小児の斜視弱視症例、レーザー手術、抗VEGF療法(硝子体注射)を中心に行っています。

詳細は受診のご案内、または地域医療連携を御参照ください(近隣医療機関の方は当院発行「診療のご案内」もご参照ください)。