概要
リハビリテーション科部では、疾病により障害を負った方々の社会復帰・家庭復帰のお手伝いをしています。入院中の患者様には早期離床、退院を目標に急性期リハビリテーションを実施しています。脳血管疾患、運動器疾患にとどまらず、内科・外科・小児科など院内の様々な診療科からの依頼に対応しています。
早期の機能回復・ADL自立に向けた病棟リハビリを実施しています。医師・看護師と情報を共有しながら、安全で質の高いチームアプローチを心がけています。多職種カンファレンスを定期的に行い、リハビリテーションの目標や計画を設定しています。
退院後もリハビリテーションを継続しやすいよう、訪問リハビリの紹介や地域連携パスの活用、退院前カンファレンスへの参加等を行っています。
NST(栄養サポートチーム)・RST(呼吸サポートチーム)・PCT(緩和ケアチーム)といった院内活動に積極的に参加し、チーム医療に貢献しています。
他にも、部門ごとに専門性を生かしたリハビリテーションを提供しています。
- 理学療法臨床実習認定施設(認定期間 2025年3月31日まで)
メンバー
- 医師 1名
- 理学療法士 21名
- 作業療法士 9名
- 言語聴覚士 4名
有資格者情報
- 臨床実習指導者研修修了者 11名
- 3学会合同呼吸療法認定士 8名
- 認定理学療法士
(運動器、脳卒中、神経筋障害、スポーツ理学療法) 5名 - 介護支援専門員 5名
- 住環境コーディネーター2級 5名
- 心臓リハビリテーション指導士 2名
- 医療リンパドレナージセラピスト 2名
- アスレティックトレーナー(JSPO-AT) 1名
- 日本離床学会プレアドバイザー 1名
診療の特色
理学療法
入院中患者様には、早期介入・早期離床を目標に急性期から理学療法を実施しています。
脳血管疾患・骨関節疾患は入院日に主治医よりリハビリが処方され、理学療法を開始します。早期離床を実施するに当たっては、医師・看護師と連携しながらリスク管理のもと早期より起立・歩行練習・ADL指導を実施し、機能回復・ADL自立を目指しています。
内科、外科の患者様にも早期離床促し廃用症候群の予防につとめています。
脳血管疾患リハ・呼吸器リハ・心臓リハ・がんリハを実施しており、多職種カンファレンスを実施し、患者様の運動機能の回復やQOLの向上を目指しています。
外来では神経難病、運動発達遅滞、運動器疾患、スポーツ傷害、リンパ浮腫等の疾患に対応しています。
作業療法
脳血管障害、外科的な手術や安静臥床により廃用症候群などの機能低下をきたした患者さまに対し、入院早期より介入し、急性期リハビリテーションを行っております。リスク管理のもと早期離床を進め、ベッド上安静による患者様の身体機能の低下、精神機能の低下を予防します。
食事・更衣・トイレなど病棟内の日常生活動作の早期獲得のため、患者様の生活の場でもある病棟でのリハビリや、病室の環境調整を行っております。
また退院後の生活を想定し家事動作の獲得、仕事への復帰を目指した訓練を行っています。
外来では主に骨折・神経損傷・腱損傷等の手の外科領域や、リウマチなどを対象に行っております。
言語聴覚療法
言語聴覚士(ST:Speech therapist)がことばと飲み込みをサポートします。
成人の言語障害
脳卒中、頭部外傷、神経疾患などが原因で生じる失語症、運動障害性構音障害、高次脳機能障害(注意障害、記憶障害、遂行機能障害など)の言語リハビリを行っています。「聞く・話す」の訓練を基本とし、その方の症状や段階に合わせた指導をしていきます。
小児の言語障害
言語発達障害、機能性構音障害、口蓋裂、吃音などの言語リハビリを外来で行っています。関連する施設と連携し、主に就学前のお子さんについて個別指導を行います。
嚥下障害
入院の患者様の嚥下障害(飲み込みの障害)のリハビリを行っています。理学療法士、作業療法士、管理栄養士、歯科衛生士、薬剤師、看護師らと協力しその方の飲み込みの状態に合わせて基礎的な訓練や食事内容の調整を行います。
訪問リハ
スタッフ紹介
日本専門医機構認定リハビリテーション科専門医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本パラスポーツ協会公認パラスポーツ医