外来・院内案内
インフォームドコンセント

インフォームドコンセント(説明と同意)

医療行為に伴い予想されるリスクについて

医療行為は病気を調べたり良くするために行われるものですが、これには多かれ少なかれ侵襲(しんしゅう:身体を傷つけたり負担を与えること)を伴います(例えば注射をするにも針を刺す必要があります)。通常、医療行為による利益が侵襲による不利益を上回ります。
また、この侵襲による不利益とは別に、医療行為の後で合併症、副作用が生じる可能性もあります。このような医療行為によるリスク(侵襲による不利益、合併症、副作用)のうち、予想される重要なものについては可能な限り担当医より説明を行い、予防処置を行います。
そして合併症や副作用が生じた場合には適切な処置や治療に努めますが、残念ながら細心の注意を払っても後遺症を残したり、死亡など不幸な転帰に至ることがあり得ることをご理解ください。

医療の不確実性について

人体や病気は現代医学でも十分解明されていない部分も多く、不確実な要素を含んでいます。個人の体質や治療に対する反応性の違い、病気の性質などのため、一連の医療行為から期待したものとは異なる結果が生じる可能性もあります。極めてまれなことやすべての可能性を言い尽くすことは困難です。
こうした医療の不確実性や個人差に起因する、通常予測することの難しい合併症や事故が、医療行為の中で起こり得ますが、その場合可及的速やかに対処します。
疑問がございましたら、納得できるまで担当医に質問してください。時間が許す限り担当医より説明いたします。納得いただけない場合は、早急に結論を出さずに、他の医療機関の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞かれることをお勧めいたします。その際に必要な資料は準備いたします。そして他の医師の意見を求めることで不利益な扱いを受けることはありません。

インフォームド・コンセント(IC)

インフォームド・コンセント(IC)とは、医療側が診断結果と治療方針について分かりやすい言葉と表現で十分な説明を行い、患者の皆さまが理解し納得した上で治療方針を選択、同意あるいは拒否することです。十分な説明の内容とは、病名と病気の現状や治療の方法、その危険度、それ以外の選択肢とその利害得失および予後などです。

診療情報の提供(カルテ開示)に応じています。

インフォームド・コンセントの理念を踏まえ、患者の皆さまからの求めに応じ、診療記録(カルテ、検査所見、レントゲンフィルム、処方せん、手術記録など)が閲覧できます。
なお、診療記録の写しの交付を希望される場合には、実費をご負担いただきます。

インフォームド・コンセント(IC)

インフォームド・コンセント(IC)とは、医療側が診断結果と治療方針について分かりやすい言葉と表現で十分な説明を行い、患者の皆さまが理解し納得した上で治療方針を選択、同意あるいは拒否することです。十分な説明の内容とは、病名と病気の現状や治療の方法、その危険度、それ以外の選択肢とその利害得失および予後などです。