診療科・部門
病理部

概要

臨床医が患者さんの病変から採取した組織、細胞(細胞診検体)、体腔液などの体液(同前)について、顕微鏡で細胞形態と組織構築を観察し、病変の最終診断を行っています。病理組織診断は治療方針の決定に結びつく重要な情報であり、診断の質と同時に適切なタイミングで依頼医への情報提供を心がけています。

現在のメンバー

  • 病理医3名(病理専門医2名、後期研修医1名)
  • 非常勤病理医1名(病理専門医)
  • 臨床検査技師6名(認定病理検査技師3名、細胞検査士5名)
  • 事務員1名

検体量

病理組織検査細胞診検査遺伝子検査剖検
7,184件6,217件423件8件

期間:2025年1月1日~2025年12月31日

診療の特色

  1. Hematoxylin-Eosin (HE) 標本と、必要に応じた特殊染色および免疫組織化学的検査による組織診断
  2. Papanicolaou染色, Giemsa染色と、必要に応じた特殊染色による細胞診断
  3. 亡くなられた患者さんの死因、病気の進行度、治療効果判定等を明らかにするため、ご遺族承諾の元に病理解剖
  4. 外科手術時における術中迅速細胞診断・組織診断、OSNA法による術中リンパ節転移検出、迅速免疫組織化学的検査
  5. 内視鏡検査における検査中迅速細胞診(Rapid on-site cytologic evaluation; ROSE)
  6. 治療選択のための免疫組織化学的検査 (ホルモンレセプター, Her-2など) の実施と判定
  7. 診断・治療のためのFISH法による遺伝子検査 (HER-2/FISH, 造血器腫瘍の転座, ALKなど)の実施と判定
  8. 肺癌の遺伝子パネル検査(AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネル検査)の実施と判定
  9. 外部施設による遺伝子パネル検査のための標本評価、未染色標本作製と提出
  10. がんゲノムプロファイリング検査のための標本評価、未染色標本作製と提出、院内エキスパートパネルへの参加
  11. 診断困難例に関する外部へのconsultation (信州大学とその関連病院、長野県立信州医療センター、国立がん研究センター等)
  12. 検体の取り扱いには十分注意を払い、部内の密なコミュニケーションやこまめなインシデント報告を行い、改善案を実践することで、インシデントを根絶する努力をしています。
  13. 毎年複数の外部精度管理に参加し、標本作製と診断の質の向上に努めています。
  14. キャンサーボードへの参加や臨床各科とのカンファレンスを通じ、詳細な病理学的情報を臨床医に伝え、診療の質の向上を支援しています。
  15. Clinical Pathological Conference; CPCを通じて、臨床研修医など若手医師の育成に関わっています。
  16. 各メンバーの技術や知識の向上のために、学会、研究会に可能な限り参加し、研鑽しています。
  17. 2019年より、信州大学より病理専攻医を受け入れ、次世代の病理医育成に寄与しています。

スタッフ紹介

小林 衛 (こばやし まもる)
役職:
副院長兼部長(腎臓内科・病理部兼務)
専門分野:
腎臓病学
卒業年:
平成2年卒
資格等:
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会指導医
日本腎臓学会専門医・指導医
日本透析医学会専門医・指導医
佐藤 碧 (さとう みどり)
役職:
副部長
専門分野:
病理
卒業年:
平成24年
資格等:
死体解剖資格
日本病理学会病理専門医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
日本専門医機構認定臨床検査専門医
日本臨床検査医学会臨床検査管理医
日本病理学会認定分子病理専門医
佐藤 良紀 (さとう よしのり)
役職:
副部長
専門分野:
病理
卒業年:
平成28年
資格等:
日本病理学会病理専門医
死体解剖資格
日本病理学会分子病理専門医
髙橋 弘毅 (たかはし こうき)
役職:
医師
専門分野:
病理
卒業年:
令和5年