概要
外科は消化器外科、乳腺甲状腺外科、呼吸器外科の3部門に分かれて診療を行っています。外科では5大がん(胃癌、肝癌、大腸癌、乳癌、肺癌)などに対して手術を中心とした診療を行っています。
当院は「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けており、病院を挙げてがん診療の充実に力を注いでいます。2016年にはSPECT/CTの導入、放射線治療装置2台体制となった高精度放射線治療センターの開設、17年にはMRIのアップグレード、18年には血管造影室の改修、緩和ケアセンターの設置、19年には「がんゲノム医療連携病院」の指定を受けるなど常に最新で質の高い医療を提供できる体制を整えています。
当院には複数のキャンサーボードが設置され、毎週定期的に開催されています。消化器がんも外科医、内科医、放射線診断医、放射線治療医、病理医、緩和ケア担当医などが集まりがん患者の診断、治療方針などを検討しています。
肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、気胸、膿胸等の胸部の病気に対して手術を行なっています。
診療の特色
体に優しい手術に心掛け、患者さんが早期に社会復帰できるように努めています。
患者さんへ
肺がん手術を受ける前の患者さんは、90%の方が無症状です。しかし、手術の後は2か月にわたり、きずの痛み(肋間神経痛)が残ります。当院は痛みを減らす効果が期待できる工夫を行っています。まず、1か所のみのきずで行う胸腔鏡手術(単孔式手術)を施行して、きずの数を減らしています。次に、ロボット支援手術(ダビンチ手術)を実施して、きずにかかる負担を軽減しています。なお、あなたの手術の方法は、病気の状態や手術の難易度により決まりますので、担当医に確認してください。
医療関係者の皆さまへ
肺がん、気胸、縦隔腫瘍が疑われる患者さんをご紹介ください。常勤の外科医3名の体制で迅速に治療しますので、お気軽にご相談ください。近年、肺がんの手術は「放射線治療」や「薬物療法」を組み合わせることで、より良い治療効果が得られるようになってきました。当院は外科医、呼吸器内科医、放射線治療医、病理専門医、放射線診断医、腫瘍内科医など各分野の専門医が多数在籍しており、患者さん毎に治療方針を検討し最善の治療を実施します。どうぞよろしくお願い致します。
診療実績
2023年の手術件数は139件、このうち肺がんは85件(ロボット支援手術25件を含む)でした。肺がんの手術後の在院日数は7.9日でした。
スタッフ紹介
呼吸器外科
診療担当一覧
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
初診 | AM | 小林 宣隆 | 宮澤 正久 | 小林 宣隆 瀬志本 真帆 | ||
PM | 宮澤 正久 | |||||
再診 | AM | 小林 宣隆 | 宮澤 正久 | 小林 宣隆 瀬志本 真帆 | ||
PM | 宮澤 正久 |
備考
月・火・水・木・金AM → 手術