腎臓内科
腎臓内科について
腎疾患および腎障害を伴う各種疾患、血液浄化療法を必要とする各種疾患について、総合的に診療できる体制を整えています。また腎不全治療に関しては血液透析、CAPDはもちろん腎移植前後の管理も行い、総合的に診療を行っています。
診療方針・理念
入院は腎臓内科、形成外科・耳鼻咽喉科の共通病棟に22を有し、各科との協力体制を整えている。
急性糸球体腎炎・慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病、膠原病等に伴う腎障害に対しては、腎生検(年間約50例)をはじめ、各種検査を行い、的確な診断に基づく治療法の選択を目指している。保存期腎不全に対しては、薬剤師、栄養士、看護師とともに低蛋白食を主体とした食事療法に取り組んでいる。また、保存期腎不全教育入院のプログラムも用意している。
慢性腎不全に対して、透析センター(血液透析装置17台、血液濾過透析装置34台、持続血液濾過透析装置4台、血漿交換装置1台を有し、夜間透析も行っている)・病棟・外来スタッフと協同で総合的診療体制を整えている。
急性腎不全、多臓器不全、劇症肝炎、敗血症、エンドトキシンショック等に対しても、各種血液浄化療法を中心に積極的に治療を行っている。
各種疾患に対する血漿交換、自己免疫疾患・神経疾患等に対する血漿吸着、家族性高脂血症、巣状糸球体硬化症、潰瘍性大腸炎等に対するLDL吸着、血液吸着、エンドトキシン吸着、白血球除去療法等も積極的に行っている。
地域の基幹病院としての特性を活かし、院内各診療科および他病院・診療所と連携をはかりながら治療にあたっている。