循環器内科・不整脈診療科

循環器内科・不整脈診療科について

循環器疾患全般に渡って診療しており、救急疾患については365日24時間体制で積極的に取り組んでいます。

診療方針・理念

循環器疾患全般に渡って診療しており、救急疾患については365日24時間体制で積極的に取り組んでいます。侵襲的検査・治療はEBM(evidence based medicine)に基づいて治療戦略をたて、十分なインフォームド・コンセントに努めています。昨年は救命救急センター入院部門を増改修し、EICU6床(CCU2床、SCU2床を含む)・HCU10床、院内ICU4床で運用しています。急性心筋梗塞の年間収容数は100~110例で、緊急経皮的冠動脈インターベンション(primary PCI)を第一選択とし、血栓吸引療法、血栓溶解療法も適宜併用しています。

重症例にはIABP・PCPS等の補助循環装置を使用しており、心室中隔穿孔・心室自由壁破裂等は心臓血管外科が対応しています。2010年の心臓カテーテル検査は1203件で、経皮的冠インターベンション(PCI)は414症例504病変(ステント使用率は75%)、(PCIは2010年末で計3110例)で病変に応じて薬剤溶出性ステント(DES)を使用しています。術後安静の楽な経橈骨動脈アプローチを積極的に取り入れており、PCIの成績向上のため血管内超音波(IVUS)も併用しています。

また、2005年秋より冠動脈病変の検索に低侵襲な64列マルチスライスCT(MSCT、MDCT)を実施しています。徐拍性不整脈に対するペースメーカー植え込み術は2010年は60例(2010年末で計945例)で、頻拍性不整脈(WPW症候群・心室頻拍等)にはカテーテル焼灼術(2010年は54例)を実施しています。また、数年前より植え込み型除細動器の手術・両心室ペーシング療法も行っています。心弁膜症・先天性心疾患は心臓血管外科とのカンファレンスにより手術適応を検討しており、動静脈疾患(大動脈解離・大動脈瘤・閉塞性動脈硬化症・静脈瘤等)は主として心臓血管外科が担当しています。

当科の特色

診療実績(平成24年1月~平成24年12月)

手術・検査件数

総心臓カテーテル検査 1195件
経皮的冠動脈インターベンション
368例 389病変
緊急冠動脈インターベンション 111件
ステント使用率 80%
心臓電気生理学的検査 72件
ペースメーカー植え込み術
77件
新規 52件
交換 25件
CRT 6件
カテーテル焼灼術 58件
植え込み型除細動器 8件
末梢動脈インターベンション 37件
下大静脈フィルター 3件

臨床指標(治療成績)

1.急性心筋梗塞(AMI)の死亡率
  • (1)全AMI死亡率(心臓死):10.5%(10/95例)
  • (2)初回AMI死亡率:10.8%(9/83例)
  • (3)再発AMI死亡率:8.3%(1/12例)
2.経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の合併症
  • (1)待機的PCI後院内死亡率:0%(0/257例)
  • (2)待機的PCI後緊急CABG施行率:0.4%(1/257例)
  • (3)待機的PCI後QMI発症率:0.8%(2/257例)