膠原病リウマチ内科


膠原病リウマチ内科について

当科は常勤医3名、非常勤医師1名の体制で診療を行っています。膠原病を専門に診る医療機関は少ないため、長野市だけでなく周辺地域からも積極的に患者さんを受け入れています。

診療方針・理念

膠原病(こうげんびょう)という言葉は聞いたことがあるけれど、どんな病気かは知らないという人が多いのではないでしょうか?
膠原病は一つの病気の名前ではありません。「免疫」という言葉を聞いたことがあると思います。免疫は細菌やウイルスなどの外敵から身体を守る誰でも持っている機能です。この免疫が何らかの原因で自分の身体を攻撃するようになり発症する病気が自己免疫疾患です。自己免疫疾患のうち関節、皮膚、肺、腎臓、神経など全身の様々な臓器に障害を来す病気のことを膠原病と呼びます。具体的には、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎、血管炎症候群など20以上の病気が膠原病に含まれます。
膠原病は「難病」「治らない病気」、特に関節リウマチは「関節が変形して日常生活に支障をきたす病気」というイメージがあるかもしれません。しかし、実際には、治療の進歩により病勢および関節変形を抑えることが可能となり、「健常者と何も変わらない社会活動を行える」ようになってきています。
膠原病の治療には免疫を抑える薬を使用します。一番代表的な薬はステロイドホルモンの一つであるプレドニゾロンというお薬です。プレドニゾロンは副腎(腎臓の隣にある臓器)で作られているホルモンを人工的に作った薬で、免疫と炎症を抑える作用があります。
その他に免疫抑制剤、免疫に関する蛋白質(サイトカイン)や細胞(リンパ球)の働きを抑える生物学的製剤、JAK阻害薬を使います。これらの薬により、病勢および関節変形を抑えることが可能となっています。
関節の腫れ・痛み、原因不明の発熱が数週間続く場合、光線過敏症(日光にあたると皮膚に発疹、水膨れができる)、レイノー症状(冷えると指先が蒼白〜紫色になる)を認める場合、血液検査でリウマトイド因子や抗核抗体が陽性と言われた場合などには、「かかりつけ医」と相談して、膠原病リウマチ内科受診をご検討ください。

診療実績(2021年1月から2021年12月)

外来患者延べ数 9,532人
新入院患者数 168人

入院患者内訳

(基礎疾患)

関節リウマチ 42人
皮膚筋炎・多発性筋炎 30人
全身性エリテマトーデス 17人
血管炎症候群 20人
全身性強皮症 10人
その他 34人
膠原病以外 15人