膠原病リウマチ内科

膠原病リウマチ内科について

2015年10月1日に「膠原病リウマチ内科」を開設し、現在は常勤医3名体制で診療を行っています。膠原病を専門に診る医療機関は少ないため、当科では、長野市だけでなく周辺地域からも積極的に患者さんを受け入れています。

診療方針・理念

膠原病は「難病」「治らない病気」、関節リウマチは「関節が破壊されて変形する病気」というイメージがあるかもしれません。最近の治療の飛躍的な進歩に伴い膠原病は病気のコントロールが、関節リウマチは関節破壊を抑えることが可能となり、治療を継続しながら日常生活を普通に送ることが出来るようになりつつあります。当科では最新の医療を提供するとともに、疾患の特徴を理解した上での全人的な医療を行っています。
関節の腫れ・痛み、原因不明の発熱が数週間続く場合、光線過敏症(日光にあたると皮膚に発疹、水膨れができる)、レイノー症状(冷えると指先が蒼白〜紫色になる)を認める場合、血液検査でリウマトイド因子や抗核抗体が陽性と言われた場合などには、「かかりつけ医」と相談し当科受診をご検討ください。

膠原病とは
膠原病は一つの病気の名称ではありません。
免疫という言葉を聞いたことがあると思います。免疫は細菌やウイルスなどの外敵から身体を守る誰でも持っている機能です。この免疫が何らかの原因で自分の身体を攻撃するようになり発症する病気が自己免疫疾患です。自己免疫疾患のうち関節、皮膚、肺、腎臓、神経など全身の様々な臓器に障害を来す病気のことを膠原病と呼びます。具体的には、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎、血管炎症候群など20以上の病気が膠原病に含まれます。
膠原病の治療について
膠原病は免疫の異常で起こる病気ですので、免疫を抑える薬を使って治療します。一番代表的な薬はステロイドホルモンの一つであるプレドニゾロンという薬です。プレドニゾロンは副腎というお腹にある臓器で作られているホルモンを人工的に合成して作った薬です。プレドニゾロンには免疫と炎症を抑える作用があります。
最近、ステロイドホルモン以外の免疫を抑える薬として、タクロリムス、シクロホスファミド、アザチオプリン、ミコフェノール酸モフェチルなどの免疫抑制薬、免疫に関与する蛋白質(サイトカイン)や細胞(リンパ球)の働きを抑える薬として、生物学的製剤、JAK阻害薬が登場し、膠原病、関節リウマチの治療は飛躍的に進歩しています。

診療実績(2018年1月から2018年12月)

外来患者延べ数 4,887人
新入院患者数 105人
入院患者内訳 全身性エリテマトーデス 25人
血管炎症候群 16人
関節リウマチ 15人
皮膚筋炎・多発性筋炎 8人
リウマチ性多発筋痛症 8人
その他 33人