精神科

精神科について

診療対象は、身体合併症ケースなど、当院でなければ診療できないケースで他院からの紹介患者を優先し、病院、一般科、施設、保健所などと医療連携をすすめます。

診療方針・理念

特色
 常勤医師5 (うち精神保健指定医3) で診療しています。外来の再診はおよそ30分の枠に3名のため、あまり大勢に対応することは困難です。また初診は1名あたり40分から1時間をかけています。初診・再診ともに予約制ですが、病棟対応や救急対応などで外来診療を中断することがあり、大幅に時間が遅れる場合があります
内容は、
  1. 身体合併症のある精神疾患、初発の精神科疾患で身体疾患との鑑別疾患を要する方に、一般科と協力して対応します
  2. 急性期の精神疾患に対応します
  3. 精神科病院、精神科クリニック、一般科、精神科リハビリテーション施設、保健所などと医療連携を行っております。3ヶ月以上の入院は精神科病院への転院を前提とします
  4. 夜間休日の精神科救急は、北信全域、または東信も含む広範囲の地域精神科病院と合同の輪番制となっております
  5. 自殺企図または自殺企図疑いで救命救急センターに入院する方に対して、救急科協力で精神科的対応を行います
  6. 他科入院患者へのリエゾン診療を行なっています。また他科と連携して、がん診療の一環(緩和ケア)や移植医療(骨髄移植・腎移植)に関わる精神医療を提供します
  7. 精神・身体両面の対応を要する摂食障害の治療を行います。なお、摂食障害については学会公認の医療機関として機能しています
  8. 統合失調症や気分障害に対して、麻酔科と連携して修正型電気けいれん療法を行なっています
  9. 治療抵抗性統合失調症に対して、クロザピンを用いた治療を行なっています。同薬剤の副作用の危険に関して、血液内科や内分泌内科と連携し、適正な検査を行いながら対応しています

 なお、状態が安定している精神科疾患のみの方の場合、精神科クリニックや精神科病院への転院をご紹介する場合がありますのでご了承ください。

医療設備
 病棟は10対1看護体制の全閉鎖病棟で、35床(保護室3床と観察室1床を含む)運用としています。入院時には所持品検査があります。デイケア・ナイトケア施設はありません。病棟内に修正型電気けいれん療法を行う処置室があります。感染症対策としての隔離・行動制限や検査は、精神科的な実臨床を損なわない妥当な範囲で適宜行なっております。
 入院時には所持品検査があります。リハビリテーションとして通常の総合病院医療の範疇の理学療法と作業療法、言語療法を行なっておりますが、精神科に特化した広い作業療法施設はありません。また、デイケア・ナイトケア施設はありません。ピアノ室や屋上を利用した運動施設があります。
行動制限
 当院の精神科病棟は閉鎖病棟です。任意入院は、閉鎖病棟であることに十分な了解が得られた場合にのみ、短期入院を前提に行います。同意能力に問題があり、あるいは同意の維持に問題があり、なおかつ明らかに精神科入院治療を要すると精神保健指定医が判断した場合には、医療保護入院の形態を考慮します。急性期治療は、保護室隔離よりも薬物療法や修正型電気けいれん療法を優先しています。危険防止のために、抑制帯を用いた行動制限を行うことがあります
予約
 初診については、他院からの紹介状のある方を優先しています。初診・入院は午後3時から4時に電話での予約を受け付けております。再診予約は電話ではなく、診察の際に次回の診察の予定を話し合って決めています

2022年の診療実績

2022年の精神科病棟入院患者の入院形態および疾患分類内訳

精神科診断 任意入院 医療保護入院 措置・緊急措置 応急入院 合計
F0 症状性・器質性精神障害 1 11 0 0 12
F1 精神作用物質使用による精神および行動の障害 25 2 1 0 28
F2 統合失調症 49 27 3 0 79
F3 気分(感情)障害 98 15 2 0 115

入院・外来を含む全診療患者の内訳

精神神経学会の用いる変法分類に基づく細目 症例数
(F2) 統合失調症 470
臨床指標
平均在院日数 : 30.1日
1,000g~1,500g極小未熟 : 9
1,000g未満超未熟 : 8