PET/CTとは、PET(Positron Emission Tomography:陽電子断層撮影法)と、CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影法)を同時に撮影し融合させて得る最先端の画像検査です。
一度の検査で全身チェック
PET検査では一度の撮影で、ほぼ全身をみることができます。
苦痛の少ない検査で、短時間で終了
薬剤を注射して約1時間安静にした後、カメラの下で20分から30分ほど横になって写真をとるだけです。
がんの診断に有用です
全身を一度に撮影しますので、転移や再発の発見に有用です。
PET/CT検査の特徴
- 多くのがん細胞は、正常な細胞より増殖する能力が高いため、3~8倍のブドウ糖を細胞内に集積(取り込む)する性質があります。その集積分布を検査薬によって画像化することで、がん等の発見を行います。
- 但し、がんの種類や部位によっては発見しにくい場合があり、全てのがんがみつかる万能な検査というわけではありません。
- また、異常があった場合、すぐにがんと断定はできません。異常な集積は炎症など、がん細胞以外の病変でもおこるためです。このため、がんかどうかの確定診断のために更に他の検査が必要になります。
PET/CT検査の流れ
下記のとおり検査が進みます(全体で2〜3時間程度)。その間は検査室からの退出はできません。
当院はPHILIPS社製のPET/CT装置を使用しています
PET・・・ポジトロン エミッション トモグラフィー(陽電子放出断層撮影)の略です。これにCTの装置がくっついたのでPET-CT装置と呼ばれています。
当院のPET/CTは “TOF” という最新の機能を備えています。
TOFにより今までのPETよりもより小さな病変を見つけやすくなります。