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研修医ブログ

消化器内科で携わった症例の論文がpublishされました!

こんにちは、初期研修医1年目のYです。

私は、4月最初のローテーション科が消化器内科でした。消化器内科を回ると、様々な検査・治療の手技に関わることができます。そのなかで、経皮経肝胆嚢吸引穿刺法(PTGBA)という急性胆嚢炎の治療にも何度か参加する機会がありました。ある急性胆嚢炎での症例で、PTGBA後の胆汁培養でEdwardsiella tardaという非常に珍しい細菌が検出されました。

主治医の消化器内科の先生に、「この症例について、一緒に論文を書こう!」とお声がけをいただきました。はじめは、「初期研修医1年目の自分が論文…!?」と、つい先日まで学生だった私は、心の中で静かにパニックを起こしていましたが、段々と嬉しさがこみ上げてきました。「完成まで頑張るぞ!」という気持ちになり、気づけばスイッチが入っていました。

そこからは先生と相談しながら、文献の調査やデータの整理、査読でいただいたコメントをもとに修正を加えるなど、私にできることを一つ一つ丁寧に進めていきました。専門的な内容に触れるたびに難しさも感じましたが、先生にご指導いただきながら、論文作成のプロセスをしっかり経験することができました。そして1つの論文が完成し、12月に無事にpublishされました!(Clin J Gastroenterol. 2025. Dec;18(6):1160-1166. doi: 10.1007/s12328-025-02226-8)

初期研修医1年目の自分が、論文作成に関われたことは大きな自信になりました。今回の経験を励みに、これからも日々の診療や学びを積み重ねていきたいと思います。

長野赤十字病院の初期研修では、様々な診療科で多くの経験を積むことができます。消化器内科のローテーションでは、幅広い手技に立ち会いながら、日々の診療の中で多くの学びを得ることができました。ぜひ皆さんも、長野赤十字病院で消化器内科をローテーションしてみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!