研修医症例発表会での症例報告が呼吸器学会関東地方会で優秀賞を受賞しました!
はじめまして、研修医2年目のT・Kです。今回は当院の研修の名物である研修医症例発表会について紹介します。
当院では1年に1回、年度末に研修医症例発表会があります。研修医全員が学会形式で症例報告と質疑応答を行います。
僕は研修医1年目で学会発表の経験がなく、どの症例を発表しようかと悩んでいましたが、12月の呼吸器内科研修の際に指導医のY先生に相談し、「アテゾリズマブ投与後に血球貪食症候群をきたした肺腺癌の2例」について発表することになりました。
発表会に向け、初めてY先生にスライドを見ていただいたときに、ほとんど1からやり直しになり落ち込んだのを覚えています。しかし、その後、Y先生は何度も何度もスライドのチェックをしてくださり、たくさんのアドバイスをいただき、何とか本番を迎えることができました。呼吸器内科の先生方には予行練習の際に様々なご意見をいただき、血液内科の先生方にもご相談し、アドバイスをいただきました。
迎えた発表本番、たくさん噛みながらも何とか発表を終えました。しかし、質疑応答で血液内科の先生方の質問に答えられず、ここでもY先生の力を借りてしまいました。そんな発表でもY先生は、たくさん褒めてくださり、心から感謝すると同時にうまく発表ができなかった自分の不甲斐なさを痛感しました。
そして、4月に結果発表があり、なんと院長賞を受賞することができました。まさか受賞できるとは思ってもいなかったので、すごく驚きました。何よりお世話になったY先生に良い結果を報告できたことが1番嬉しかったです。
5月には呼吸器学会で発表することになりました。これに向けてY先生と更に発表内容を修正し、本番を迎えました。初めての学会発表で大変緊張していましたが、指導医のY先生、部長のK先生もわざわざ東京の会場に来てくださり、安心してたくさん噛みながら発表を終えました。そしてびっくり!優秀賞を受賞することができました。
一連の経験を通して学会発表の大切さと難しさを学びました。最後まで支えていただいたY先生をはじめ、呼吸器内科の先生方には大変感謝しております。この経験を今後に生かし、積極的に学会発表に挑戦してみたいと思います。