診療科・部門
がんゲノム医療外来について(院外医療従事者向け)

がんゲノム医療外来

平素より当院の診療にご協力いただきありがとうございます。患者さんが当院がんゲノム医療外来の受診を希望される場合、もしくは、必要事項が記載された「長野赤十字病院がんゲノム医療外来申込書」を渡された場合、内容をご確認いただいた上で、下記の手順でご紹介ください。

  1. まず、患者紹介に関する
    • 「診療情報提供書(貴院書式)」
    • 「長野赤十字病院がんゲノム医療外来受診申込書(当院書式、患者さんの署名があるもの)」
    • 「治療歴(当院書式)」
    • 「検体情報提供書(当院書式、「検体情報」に記載したもの)」
      を当院 地域医療連携室 紹介予約センターにご送付をお願いいたします。
  2. 続いて、検査に最も適した検体のブロックのHE標本1枚と未染スライド標本15枚とその検体の「検体情報提供書(当院書式)」を別途、長野赤十字病院 がんゲノム医療外来 担当者宛にご送付ください。
  3. なお、どの標本が適切であるかの判断は、紹介元である貴院の病理医と当院の病理医で事前(外来受診までのあいだ)に打ち合わせを行う必要がありますので、当院がんゲノム外来受診申し込みをお送りいただいた時点から、当院病理医と貴院病理医との連絡を開始いたしますので、ご承知おきください。

当院書式は下記よりダウンロードください。

検査に使用する検体については、以下を参考にしてください。

がん遺伝子パネル検査で使用する検体

がん遺伝子パネル検査には、下記の検体が必要です。

  • FFPE未染色スライド16枚 + HE染色スライド1枚
  • 切片の厚さ:5μm、切片表面の面積目安:25mm²以上、有核腫瘍細胞割合:20%以上

未染色スライド作製

未染色スライドは正電荷スライドグラス(剥離防止コートスライドグラス)を用い、伸展・乾燥のための加熱は避け、常温で管理してください。スライドには患者氏名を鉛筆で記載してください。
検体の状況によって、追加の検体もしくは薄切ブロックの変更を依頼する場合があります。

連絡先・送付先

電話でのご連絡

長野赤十字病院 がん診療連携課
がんゲノム医療担当(平日8:30~17:00)
TEL. 026-226-4131(内線2205)

情報提供書 FAX送信先

長野赤十字病院 地域医療連携室
紹介予約センター(平日8:30~17:00)
FAX. 0800-800-8948(フリーダイヤル)

検体送付先

〒380-8582 長野市若里五丁目22番1号
長野赤十字病院 がんゲノム医療外来 宛

※封筒に「がんゲノム医療外来 書類・検体在中」とご記載ください。

がんゲノム情報管理センター(C-CAT)情報登録事業

がんゲノムパネル検査提出の対象者は原則、国立がん研究センターに設置されたC-CATのデーターベースに登録され、C-CATが作成した当該患者に係る調査結果を用いてエキスパートパネル(多職種のがん医療専門者で行うカンファレンス)を実施することが求められております。
C-CATにはいくつかの必要な入力事項があり、これらの入力をしないと検査提出も不可となります。ご紹介いただく際には、「診療情報提供書」「治療歴」「検体情報提供書」に必要事項を全て記載していただき紹介いただくようにご協力をお願いします。

また、紹介いただいた患者さんの主治医の先生には可能であればエキスパートパネル参加をお願いします。その詳細につきましては、別途ご案内させていただきます。